私たちは地球環境の改善に真剣に取り組んでいます。

研究について

当社は主に難治疾患への研究を行っております。
実験研究中ではありますが、研究成果を発表していきたいと考えております。
これらの研究成果が様々な方へ役立つことを願っております。

こちらの研究項目で掲載されたすべての製品は研究用にのみ使用できます。

安全性

  • 単回経口投与試験
    ラット経口投与による急性毒性(LD50値)は、2,000mg/kg(ヒト60kg体重換算120gに相当)であり体外表面、頭部、腹部などの器官・組織に肉眼的以上所見は認められなかった。
  • 復帰突然変異原性試験
    ネズミチフス菌を用いた遺伝子突然変異誘導能は、陰性であった。
  • ヒト喫食経験での安全性試験
    喫食希望の健常人約50名に対して有病者約100名に対して1日最100mlを3回に分けて90日間以上飲用させたところ、認められる副反応はなかった。

症例報告

以上、試験用液の安全性は、小動物やヒトで確認したので、各種悪性腫瘍に罹患された5名の患者の希望により抗癌剤と試験用液の併用療法により実施した。
その結果、食道癌、咽頭癌、大腸癌に対して「試験用液」を3~5カ月間飲用において癌の消失が認められ、さらに子宮頚癌のSCC抗原や前立腺のPSA抗原の低下が認められた。

In vitro実験系のおけるマウス大腸癌株細胞生存率および作用機序

つぎに、試験用液の作用機序を検討するために先ず、In vitro実験においてマウス大腸癌Colon-26細胞株へ「試験用液」6.25~100mg/mlを添加し、96ウエルマイクロプレート藩種法で分光光度計(WST-8法)により細胞毒性効果を検討した。
その結果、IC50値は試験用液16.2mg/ml、陽性対照薬シスプラチン(CDDP) 0.758μMの各濃度を得た。
試験用液の細胞生存率(抗癌作用)は、37.5mg/mlで39.9%であった。
さらに「試験用液」には濃度依存性に細胞生存率が低下することがわかった。
この時点では、「試験用液」の3成分中どの成分が抗癌作用を有するかが不明であった。

動物性乳酸菌醗酵物は、in vitro及びin vivo実験系においてそれぞれ抗癌作用を認める報告1)があり植物性乳酸菌である試験用液にも同様に抗癌作用があるかどうか興味がもたれた。
玉名地域保健医療センター 院長赤木純児先生は、この実験成績を踏まえて第19回日本統合医療学会2)(山口市)で発表をおこなった。
それによると、試験用液はマウス大腸癌Colon-26細胞株の上皮成長因子(EGF)に結合し、EGF受容体を介してErbB遺伝子ファミリーを活性化しErbBの過剰発現を抑制するアポトーシスを誘導するとの結論を示唆した。

癌患者に対するPilot studyおよび作用機序

同医師は、2015年暮れから2016年5月までの5カ月間、各種悪性腫瘍患者7例に対して試験用液1日100mlをおよそ3カ月間飲用させ、かつ抗癌剤点滴などの併用療法において抗癌効果を検討した。
その結果、飲用前後におけるCD27比は6例中5例(83.3%)の比の上昇が認められた。
また、NLR比(好中球/リンパ球)は、7例中6例(85.7%)に比の低下傾向が認められた。
ちなみにこれらの成績は、国産の新規抗癌剤「ニボルマブ」に勝るとも劣らない成績であった。

このことから試験用液飲用によるCD27陽性比の上昇は、CD8陽性T細胞が活性化されていることが示唆された。
つまり試験用液にはニボルマブにようにCD8陽性による細胞毒性Tリンパ球(CTL)を誘導し、免疫チェックポイント阻害剤としての作用がある可能性を示唆した。
また、各種癌例に対するNLR比の低下傾向も確認されたため試験用液が癌の予後を良好にする可能性も示唆された。
さらに、個別症例において甲状腺癌リンパ節転移マーカーの変化を見たところ試験用液飲用後NLR比ならびにCEA(癌胎児性抗原)の低下がともに認められた。
なお、現在も各種悪性腫瘍患者10症例を目指して試験用液の抗腫瘍効果を検証中である。

以上の成績から試験用液の抗腫瘍の作用機序は、タモギ茸に由来する主要成分「β-1.3グルカン」であることが推定された。
β-1.3グルカンは、癌細胞がもつ免疫抑制を解除し、癌細胞を破壊するリンパ球キラーT細胞を活性化し抗腫瘍免疫を賦活する可能性を意味している3)
また、「試験用液」中の有効成分である「β-1.3グルカン」には、免疫力強化作用以外に多彩な薬理作用が報告4)されている。

抗癌作用

今回、各種悪性腫瘍に対する「試験用液」のPilot studyの成績は

  1. CD27比は6例中5例(3%)の比の上昇が認められた。
  2. NLR比(好中球/リンパ球)は、7例中6例(7%)に比の低下傾向が認められた。
  3. NLR比の低下傾向は、癌の予後を良好にすると考えられた。
  4. 臨床研究(Pilot study)において5/6例(83.3%)にCD27比の上昇が、6/7例(85.7%)にNLR比の低下、CEA癌マーカー低下例が認められた。
  5. 飲用中の副作用は、皆無であった。
  6. 作用機序は、タモギ茸の有効成分である「β-1.3グルカン」の自然免疫から獲得免疫を介する細胞毒性T細胞(CTL)の活性化によるものと示唆された。
  7. β-1.3グルカン」以外の成分に植物性乳酸菌醗酵物および植物性ミネラルの混合液体が癌に対する代替療法としての応用が期待される。

以上より「試験用液」の代替療法における癌治療に対する「効果と安全性」からその有用性は、抗癌剤や放射線治療法よりも高いと考えられた。
「試験用液」は、癌細胞がもつ免疫抑制を解除し、キラーT細胞を活性化し、抗腫瘍免疫を賦活する作用があることが示唆された。

引用文献

  1. Elise L et al:The anticancer effect of probiotic Bacillus polyfermentation on human colon cancer cells mediated through ErbB2 and ErBB3 inhibition. Int J Cancer.15;780-790,2010
  2. 赤木純児ほか:マウス大腸癌株Colon-26に対する「試験用液」の細胞増殖抑制活性に関する研究.第19回日本統合医療学会(IMJ)、8(No.3)130,2015
  3. Brown,GD et al:Immune recognition.”A new receptor for beta-glucans”Nature. 413(6851):36-7,2001
  4. 川村賢司(監修),免疫応用研究所:自己治癒力を高めてガンと闘う~β-1.3グルカンによる代替医療のメカニズム。実業之日本社.2012

 

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